日本人のお酒の反応、酔い方で3タイプ 依存症やリスク特定に 理研
アルコール摂取後の酔いの程度や気分の変化などの「主観的反応(SR)」から、日本人のお酒に対する反応性を3タイプに分類できたと、理化学研究所(埼玉県和光市)などのチームが米科学誌に発表した。アルコール関連遺伝子からの影響の受け方にも、タイプごとに特徴がみられた。将来的に依存症や関連疾患のリスクが高い人を早期に特定し、予防につなげられる可能性があるという。
SRは、アルコールの体や脳への作用を示す主要指標で、数値が高いほど酒に対する反応が強いことを表す。今回は、めまいやしびれなどの「身体的な感覚の変化」と、「飲酒による興奮と鎮静」、「酔いの程度」で点数化した。
研究では、20代の男女429人にアルコールを3時間点滴し、血中濃度を一定に保ったうえで、30分ごとに計4時間、SRを詳細に調べた。
その結果、①すぐに数値が上昇する「非常に強い反応」②ゆっくり上昇する「徐々に表れる反応」③あまり変化がない「最小限の反応」――の3タイプに分類できた。
次に、アルコールの代謝に関わる代表的な五つの遺伝子との関係を調べた。このうち、アルコールをアセトアルデヒドに分解するのに関わる「ADH1B」と、アセトアルデヒドの無害化に関係する「ALDH2」では、SRによる分類タイプによって影響を受ける程度やその時間的な変化に違いがみられた。
理研の寺尾知可史・チームディレクターは「SRと遺伝子型に乖離(かいり)があるような人はお酒の飲み過ぎが健康リスクとなる可能性がある。適切な分類を元にした介入が必要で、今回の成果はその第一歩になる」と話した。【垂水友里香】
-
ヒグマ駆除で町民は安堵 北海道・福島町長「水際で抑えたい」
北海道福島町で新聞配達中の男性を襲って死なせたのは、18日に町内で駆除されたヒグマだったことが分かった。DNA型鑑定で判明した。19日に記者会見した鳴海清春町…社 会 12時間前 毎日新聞
-
万博で唯一未完成だった「ネパール館」オープン 支払い滞り中断
大阪・関西万博で唯一、完成していなかった「ネパール館」が19日、オープンした。開幕から3カ月あまりを経て、これで全84パビリオンがそろった。 ネパール館は、…社 会 14時間前 毎日新聞
-
北海道・福島町のヒグマ警報解除 現場のDNAと一致したクマ駆除
北海道は19日、福島町で18日に駆除されたヒグマのDNA型を鑑定した結果、12日に襲われ死亡した50代男性の衣服に付いていたヒグマの体毛と一致したと発表した。…社 会 14時間前 毎日新聞
-
北海道で駆除されたヒグマ、男性死亡現場の体毛とDNA型一致
北海道によると、福島町で18日に駆除されたヒグマのDNA型鑑定の結果、町内で50代男性が襲われ死亡した現場に残されていたヒグマの体毛と一致したことが19日、分…社 会 18時間前 毎日新聞
-
教員グループ盗撮事件、楽器に体液つけた疑いなどで2人を再逮捕へ
教員らが女子児童の盗撮画像を交流サイト(SNS)のグループチャットで共有したとされる事件で、名古屋市立小の主幹教諭、森山勇二被告(42)=性的姿態撮影処罰法違…社 会 20時間前 毎日新聞