大阪メトロ、売上高・最終利益が過去最高 万博で利用客数が大幅増

2025/11/12 08:15 

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 大阪メトロが11日発表した2025年9月中間連結決算は、売上高に相当する営業収益が前年同期比25・3%増の1277億円、最終(当期)利益が同41・3%増の229億円となり、民営化した18年度以降でいずれも過去最高となった。4月13日から半年間開催された大阪・関西万博の会場の夢洲(ゆめしま)駅に乗り入れた唯一の鉄道路線を持ち、利用客数が大きく伸びたため。

 上半期の鉄道の利用客数は前年同期比13・3%増の延べ5億2837万人、運輸収入は同22・0%増の965億円となり、こちらも過去最高となった。

 大阪メトロはシャトルバスの運行と合わせ、万博会場への来場客輸送の約85%を担った。万博期間(4月13日~10月13日)の押し上げ効果は営業収益で222億円、営業利益で97億円とした。

 26年3月期の通期連結業績予想は営業収益を2360億円、最終利益を318億円と見込む。記者会見した河井英明社長は「夢洲駅周辺の開発は連続性、親和性が高い」と述べ、今後の万博跡地開発への参画に意欲を示した。【新宮達】

毎日新聞

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