札幌・円山動物園でヒグマ駆除 9日以降に出没していた個体か

2025/11/12 16:38 

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 札幌市は12日、円山動物園(中央区)の園内に設置した箱わなにかかったヒグマ1頭を駆除した。毛の色合いや大きさなどから9日以降に複数回、園内に出没した個体とみられる。休園中の円山動物園の再開と近隣の円山公園の全面閉鎖の解除は今後、検討する。

 市によると、クマは雄で、12日午前11時35分ごろに駆除した。体長は113センチ、前の足の大きさは11センチだった。

 円山動物園は9日に園内で10~11センチの大きさの足跡が見つかり、休園になった。その後も同日夜から12日未明にかけて、園内の監視カメラでクマの姿が繰り返し捉えられ、市が箱わなを設置して警戒を続けていた。

 円山動物園は10~14日が定期的な休園期間となっている。また、円山公園は11日から2週間の予定で全ての出入り口と屋外トイレが閉鎖されている。【水戸健一】

毎日新聞

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