秋田固有のウサギ、猛暑で小さめ 「クマ警戒で環境さらに厳しく」
秋田犬や比内地鶏と並ぶ秋田県固有の動物「ジャンボウサギ」の美しさや大きさを競う「第38回全国ジャンボうさぎフェスティバル」が同県大仙市で開かれた。今年は猛暑の影響でウサギはやや小さめで、入札最高額は昨年の5万円を大幅に下回る3万5000円だった。飼育者からは「餌代の値上がりや猛暑、クマへの警戒で飼育環境はさらに厳しい状況だ。魅力づくりの工夫を県民が官民で考えなければ地元でのウサギの存続は難しくなる」といった懸念の声が上がっている。
フェスティバルは体重10キロ近い大きさに成長するウサギ「秋田改良種」の保存や改良を奨励するために開催。今年は10月18、19両日に開かれ、地元以外に栃木県などから計54羽が出品された。審査員は毛並みや耳、脚などの育ち具合を念入りに審査していた。
その結果、性別を問わないジャンボ級で8・2キロに成長した雌の「さくらこ号」が最高賞の名誉賞に選ばれた。飼育してきた美郷町の高橋清一さん(79)は「この賞を目指して頑張ってきたので感無量」と喜びを語った。
高橋さんは、美郷町でジャンボウサギの一種「畑屋うさぎ」を飼育する2世帯のうちの1人。ウサギの剥製を地元の資料館に提供し、5月から展示されている。だが近年はフェスティバルに出品される数が減ってきていることに強い危機感を抱いている。
高橋さんは「純白のウサギはまさに地域の宝で、東京(で開かれるイベントなど)に持参して見せるととても人気があるが、地元では飼育者がほぼボランティアの形で育てているのが実情。秋田県の魅力づくりや観光にも大いに役に立てる存在なので、ぜひ行政側も地元でもその価値をもっと生かしてほしい」と話す。
大仙市中仙支所や美郷町では飼育に関する情報を随時提供している。【工藤哲】
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