緊急銃猟の訓練、滋賀・米原で県内初実施 クマをドローンで捜索も
市街地に出没したクマなどに市町村の判断で発砲できる「緊急銃猟」への対応訓練が12日、滋賀県米原市春照の市伊吹薬草の里文化センターで行われた。訓練は県内初。緊急銃猟は通行者の避難など安全が確認できた場合のみ実施できるため、関係機関は緊密に連携して訓練を進めた。
訓練の主体となる米原市と県、米原署、県猟友会米原支部の4者に加え、長浜や高島など他市町の職員らも参加。約50人が緊急銃猟について学んだ。
米原市まち保全課の川瀬雅史課長補佐が「クマの人里への出没、人身被害が全国各地で相次いでいる。訓練でいろんな課題が出てくると思う。万一の事態に備えたい」とあいさつした。
机上訓練では最初に県が緊急銃猟のガイドラインについて説明。続いて市が8月に制定した緊急銃猟対応マニュアルに沿って、職員の配備基準や本部体制時の所掌事務などを紹介した。
実地訓練は、同日午後3時20分ごろ、同市弥高でクマらしき動物を見たとの電話通報があったという想定で行われた。市職員が体長約1メートルのクマを確認し、集落に侵入しようとしていることから角田航也市長を本部長とする対応本部が設立された。
クマをドローンで捜索したり、遊んでいる子供たちを避難させたりするなど、まずは安全を確保。その後、チェックリストを使って緊急銃猟に必要な場所、緊急性、方法、安全性確保の四つの条件が満たされているかを確認した上で、猟友会メンバー3人が市の非常勤職員として模擬猟銃でクマを狙撃した。
県自然環境保全課鳥獣対策室によると、今年度の県内全域での出没情報は99件(12日現在)。最多の大津市が36件、高島市25件、長浜市23件、米原市12件、東近江、栗東、湖南市各1件で平年並みだという。
角田市長は「市街地へのクマの出没は災害の一種といっても過言ではない。人の生活圏に入り込む前に迅速かつ的確に対応することが大事。放任果樹伐採などの対策が重要で効果的だ」と話した。【長谷川隆広】
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