「わがままな夫支えてくれた」秋篠宮さま60歳に 家族への思い語る
秋篠宮さまは30日、60歳(還暦)の誕生日を迎えられた。
これに先立ち、東京・元赤坂の赤坂東邸で記者会見。「私の中ではずっと小さいイメージ」という長男悠仁さま(19)の成年式の晴れ姿に「大人になったんだなと感じました」と感慨を語った。
未成年がいなくなり、高齢化や皇族数減少が見込まれる皇室の活動のあり方には「全体的な公的な活動の規模を縮小するしか、今はないのではないか」と見解を述べた。
秋篠宮さまは会見で悠仁さまの日常の一端を紹介した。9月の成年式前には入念に所作の練習を繰り返していた。進学先の筑波大学(茨城県つくば市)の近くに泊まって自炊する日もある。ポテトサラダや栗ご飯などの写真付きで報告が届くという。
皇室の活動について、秋篠宮さまは高齢化などを見据え、2年前の会見でも「何らかの見直しが必要」と指摘していた。
今回は「活動の担い手が減ってきているのは間違いない。しかし、状況を変えることは今のシステムではできない」と手詰まりの現状を語り、「活動の規模を縮小するしかない」と述べた。
16人で構成する現在の皇室は、秋篠宮さまを含め60歳以上が9人を占める。40代以下が6人いるが、うち5人は女性で、結婚した場合は皇室を離れる。
戦後80年の今年、平和のために活動する人々との出会いを通じて「平和な世の中が継続している大切さを考えるきっかけになった」という。
ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナの武力紛争など世界情勢にも言及。「各地の紛争で市民が犠牲になり続けていることに大変心が痛む」と停戦合意や合意の順守を願った。
この1年で印象に残った出来事の一つには相次ぐクマによる被害をあげた。秋篠宮さまは「生き物文化誌学会」設立に尽力するなど生き物と人の関わりの研究を重ねており、「人への被害がなくなることが一番大事。その上で、クマと人が共存できるようになることを願っている」と語った。
結婚35年になる紀子さま(59)には「わがままな夫をよく支えてくれた」と感謝。今秋に夫妻で日光を旅行したといい、「子供も大きくなって、だんだん2人で出ることが多くなるのかな」と思いを巡らせた。
今年は長女の小室眞子さん(34)が米国で出産した。初孫誕生の一報を聞いた感想を問われると「とてもうれしい気持ちになりました。同時に、おじいさんになったんだなと若干複雑な思いもいたしました」と相好を崩し、「日本に来る機会があれば、ぜひ会いたい」と話した。【山田奈緒】
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