産経新聞社が運営のインターネット媒体、他社の記事5本を盗用

2025/12/03 00:10 

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 産経新聞社は2日、運営するインターネット媒体「エモグラム」で、他社の記事5本を盗用していたと発表した。すべての記事を削除し、元の記事を配信した各社に謝罪した。

 産経によると、エモグラムは、最新の話題について交流サイト(SNS)などネット上での反応を分析するメディア。盗用があった記事は、派遣会社からのスタッフが執筆した。他社の報道への反応を紹介する記事を作成する際、記事をコピーして語尾を変えただけで作成していたという。

 11月26日に記事1本について外部から指摘があった。調査したところスタッフが盗用を認め、スポニチアネックスや読売新聞オンラインなど4本の記事を盗用していたことを申告した。デスク業務を委託された編集者が記事をチェックしていたが、盗用に気づかなかったという。

 産経広報部は著作権に対する認識が不足していたのが原因だとし、「ライター、デスクに対する教育・研修を充実させる」などとコメントした。【米江貴史】

毎日新聞

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