「うま」く走れる一年に 親子「馬」の像、山口・防府天満宮に奉納

2025/12/08 08:15 

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 山口県防府市出身のチェーンソー彫刻家、林隆雄さん(53)=山口市阿東生雲東分=が5日、ヒノキの丸太に彫った来年の干支(えと)「午(うま)」の御柱を防府天満宮(防府市松崎町)に奉納した。2026年2月10日まで表参道の石段に設置し、参拝者を出迎える。

 高さ約2・8メートル、直径約50センチで雲の上を駆ける親子の馬は幅1・8メートル。防府天満宮で年始に営まれる神事「釿始式(ちょうのはじめしき)」で使われた丸太を用い、林さんが1週間かけて仕上げた。

 林さんは2015年から毎年、奉納を続けており「今年も無事に納めることができた」とほっとした表情。「たてがみやしっぽをなびかせて走る躍動感と親子で楽しそうに駆ける雰囲気を感じてもらえるように作った。写真を撮ったり触ったりして楽しんでください」と話した。【藤田宰司】

毎日新聞

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