東京オリンピックは1年程度延期 首相とIOC会長が合意

2020/03/24 21:17 

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相は24日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話協議し、今夏の東京オリンピック・パラリンピックを来年に延期することで合意した。首相とともに協議に臨んだ大会組織委員会の森喜朗会長、東京都の小池百合子知事らを含めた日本側が延期を了承し、バッハ会長が決断した。五輪の延期は夏冬通じて初めて。26日に福島県から始まる予定の聖火リレーも当面中止となる。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が23日の記者会見で「パンデミック(世界的大流行)が加速している」との見解を示すなど感染拡大の終息の見通しが立たない中、計画通りの7月24日の開幕は困難と判断した。首相は「1年程度の延期」を提案した。他のスポーツイベントとの日程調整、会場確保などの検討が必要なため、詳細な日程は今後、検討する。

 延期時期は「半年」「1年」「2年」の3案が浮上していたが、海外の競技団体からも「1年」延期して来年開催という要請が多かった。大会に参加する半数超の選手が既に参加資格を得ており、大幅に時期がずれることへの懸念があった。「年内」案は追加費用を最小限にとどめられるが感染の終息が見通せず、「2年」案は日程や会場調整がスムーズになるが費用がかさむ。「1年」延期する際、酷暑を避ける日程にずらすことを望む声もある。

 複数の国内オリンピック委員会(NOC)や競技団体、選手から延期を求める声が高まり、IOCは22日の臨時理事会で、計画通りの開催から延期の検討へ方針転換。日本政府、東京都、組織委も容認し、協議に入っていた。IOCは結論を出す時期を「4週間以内」と設定していたが、選手らから早期決定を求める批判の声が相次ぎ、決断を早めた。

 五輪は7月24日~8月9日、パラリンピックは8月25日~9月6日に開催予定だった。【松本晃、堀和彦、南茂芽育】

毎日新聞

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