聖火、いわき市でお披露目 当面は福島県内で保管

2020/03/25 18:53 

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 東京オリンピックの延期決定から一夜明けた25日、ギリシャで採火された聖火は東日本大震災の被災3県を巡回展示する「復興の火」として福島県いわき市でお披露目された。26日からの国内聖火リレーが中止となり、聖火は当面の間、福島県内で保管される。「復興五輪」の象徴としてリレーの出発地に選ばれた福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)に置く案が有力視されている。

 「復興の火」の会場となった沿岸部の「アクアマリンパーク」では約3600人の市民らが観覧した。いわき市の片寄市子さん(64)は「震災を経験したいわきに希望の聖火がきたと思うと感動した」と涙を浮かべた。

 大会組織委員会の森喜朗会長は24日夜の記者会見で、「聖火は五輪(の開催)が困難な時において、世界の希望の道しるべとなる願いを込め、日本にとどまる。(福島に)来年まで置くかわからないが、リレー日程と合わせて相談する」と話した。

 福島県の内堀雅雄知事は「県の復興のシンボルの一つで、復興の火として、ともしたい」と述べた。県は聖火の一般公開も検討している。【村上正】

毎日新聞

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