高まる批判 札幌厳戒 5日に五輪マラソンのテスト大会

2021/05/04 21:07 

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 札幌市で5日、東京オリンピックのマラソンのテスト大会が開かれる。北海道内で新型コロナウイルス感染が急拡大する中、五輪組織委員会は4日の記者会見で「少しでも安心してもらえる大会にする」と理解を求め、選手らの感染防止、沿道での応援自粛などに厳戒態勢で臨む姿勢を強調した。

 テスト大会は道や札幌市、組織委などで作る実行委員会が主催。ハーフマラソンは午前9時50分、10キロマラソンは午前10時50分に、札幌市中央区の大通西4から男女一斉にスタートする。出走予定は男子89人、女子13人の計102人で、外国人選手6人も参加する。

 関係者と市民の最大の懸念材料が、2日に過去最多の326人が報告された道内のコロナ感染拡大だ。鈴木直道知事と秋元克広市長は3日の緊急会談後、沿道での応援を自粛するよう市民に改めて要望。鈴木知事は組織委に、テスト大会を必要最小限の実施にするよう求めた。それでもネット上では「中止にすべきだ」「飲食店の営業時短要請などと矛盾している」といった批判が広がっている。

 会見で組織委の森泰夫・大会運営局次長は「今一度、安全への意識を再徹底する」と表明。レースの観衆について「人が集まることが全くないとは言い切れない」としつつ、沿道の人員配置を当初予定より約300人増やして約770人とし、密集が発生した場合などは、その場で観戦しないよう声掛けするとした。沿道には自粛を求める約1000枚の張り紙をするという。

 本番を見据えた選手を守る対策も、具体的に説明した。外国人選手に対しては、出入国時と入国後に毎日検査をし、チャーター機を利用した移動やホテル室内の個別の食事など、厳格な行動制限を取る。日本人選手にもレース前後の検査や体調管理の徹底を要請するとした。【高橋由衣】

毎日新聞

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