「投高打低」で好成績続出 ハイレベルなパ投手の月間MVP争い

2022/05/13 18:29 

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 プロ野球のセ、パ両リーグは13日、3~4月の月間最優秀選手(MVP)を発表した。パの投手はロッテ・佐々木朗希(20)が初受賞したが、「投高打低」の傾向が顕著に表れる中、ハイレベルな争いとなった。

 昨季は登板間隔を空けながら登板した佐々木朗。3年目の今季は中6日で先発ローテーションを回り、3、4月は5試合に先発した。36回を投げてリーグトップの60奪三振、トップタイの3勝をマーク。佐々木朗は「たくさんの試合、(長い)イニングも投げられ、いい1カ月だった」と語った。

 一方で各球団の主戦級の投手たちも軒並み好調で、圧巻の投球を見せた。例えば佐々木朗の3、4月の防御率1・50を上回る数字を残したのは、ソフトバンクの千賀、ロッテの石川、オリックスの山本ら。千賀は6試合45回を投げて3勝(0敗)、防御率は0・80。全試合でクオリティースタート(6回以上を自責点3以下)と安定したが、与四死球率がやや高かった。

 石川は6試合41回3分の1に登板して3勝1敗、防御率0・87。奪三振率こそ高くないが、打たせて取る投球術が光り、被本塁打もゼロ。山本も5試合37回を投げて3勝1敗、防御率1・22と高水準の結果を出し続けた。また4月末時点の防御率が0・34と圧巻の数字を残したロッテ・ロメロだが、4試合26回3分の1と投球回数で差があった。

 周囲が好投を続ける中、佐々木朗は4月10日のオリックス戦で史上最年少(20歳5カ月)で16人目の完全試合を達成。この試合はプロ野球新記録の13者連続奪三振、タイ記録の1試合19奪三振という圧倒的な内容で、快挙に自ら花を添えた。17日の日本ハム戦でも一人の走者も出さない完全投球を八回まで継続。勝ち星はつかなかったが、14奪三振で完全投球を17回まで伸ばした。投球内容の「数字」以外でも鮮烈な印象を残し、初めての月間MVPに輝いた。【角田直哉】

毎日新聞

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