平幕・玉鷲が横綱・照ノ富士から挙げた金星

2022/05/13 21:35 

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 大相撲夏場所6日目は13日、東京・両国国技館であり、平幕の玉鷲が横綱・照ノ富士を破り、5勝目を挙げた。照ノ富士は2敗目。

 横綱をも上回る馬力で一気に勝負をつけた。幕内最年長の玉鷲が3場所続けて照ノ富士に土を付けた。

 立ち合いで張られてもひるまずに前に出た。左からおっつけ、そのまま土俵の外へ追いやった。「(張り手は)くると思っていた。自分の相撲を生かし、このまま(行こう)と思った」と相手の脇が空くところを逃さなかった。土俵下から見届けた佐渡ケ嶽審判長(元関脇・琴ノ若)は「出足が止まらなかった。『今日はこうやっていく』と決めていたのでは」と評した。

 2004年初場所の初土俵から休場せず、歴代4位となる通算連続出場回数は1427回まで伸びた。37歳5カ月での金星は昭和以降で5番目の年長記録。19年初場所では34歳で初優勝したが、それから3年以上がたっても「鉄人」はとどまることを知らない。

 大関・御嶽海に続き、連日上位陣を破るなど好調だが、その原動力に家族の存在を挙げる。「子供が勝ったか負けたか、いつも聞いてくれる。(横綱に勝つ姿を見せることができて)すごくうれしい」。強き父が、夏場所の主役の一人として躍動している。【高野裕士】

毎日新聞

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