巨人・中田、プロ15年目で初の犠打 ダメ押し2ランで「らしさ」も

2022/05/13 22:00 

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 ◇○巨人5―2中日●(13日・東京)

 巨人は2―2の七回にポランコの適時打で勝ち越し、八回は中田の3号2ランで加点。先発・戸郷は7回2失点で5勝目を挙げた。

 東京ドームが大きくどよめいた。1―1の四回無死一、二塁で、打席に巨人・中田の場面だ。

 前回登板で十回2死まで完全投球だった中日の大野雄との対戦。中田はスッとバットを寝かせてバントの構えをした。1球目はファウル。だが、2球目を投前に転がし、1死二、三塁と好機を広げた。プロ15年目で初めて犠打を記録。「緊張した。成功できて良かった」。次打者の内野ゴロの間に点が入ると、中田もベンチで手をたたいて喜びを表した。

 主力打者にも必要があれば送りバントのサインを出すのが、原監督の戦い方だ。「あそこは1死をあげてでも二、三塁にしたかった。よくやってくれた」と原監督。開幕後に打撃不振が続いた中田は、4月下旬からファームで再調整に励み、今月10日に1軍に再昇格。復調への道を歩む中、フォア・ザ・チームを体現した。

 ただ、この犠打だけで終わらないのが「中田らしい」ところだ。1点リードの八回に高めの速球をフルスイング。左中間席へ完璧なダメ押し2ランを運び、「確信歩き」で打球を見届け、雄たけびを上げた。「チームの勝利のために全力でプレーするだけ」

 新型コロナウイルスの感染対策で禁止されていた巨人戦ではおなじみの応援スタイル「タオル回し」が、この試合から再開。しぶとい小技に豪快な一発と多彩な攻めを見せ、オレンジ色のタオルが気持ち良さそうに客席で舞った。【角田直哉】

毎日新聞

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