38歳内海慎吾選手、最後の雄姿に3000人 B1京都ハンナリーズ
バスケットボール男子、Bリーグ1部(B1)の京都ハンナリーズはチーム最年長の内海慎吾選手(38)が2021―22シーズン限りで引退し、22―23シーズンはユースチームのコーチに就任すると発表した。
◇チーム最年長、真摯さ慕われ
チームに8シーズン在籍して主将も務め、バスケに向き合う真摯(しんし)な姿勢から選手、ブースター(ファン)に慕われた内海選手の最後の雄姿を見ようと、京都市体育館(右京区)で8日にあったシーズン最終戦には、今季最多の3181人の観衆が集まり、別れを惜しんだ。
内海選手は北海道出身。父知秀さんは、女子バスケ実業団チームの名将で女子日本代表ヘッドコーチ(HC)やB1のレバンガ北海道HCも務めるなど、バスケ一家で生まれ育った。能代工高(現能代科学技術高)―東海大とバスケの名門校を経て、07年から実業団リーグだったJBLの三菱電機(現B1名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)でプレー。13年に創設1年目だった和歌山トライアンズに移籍し、13―14シーズンは発足初年度のナショナルリーグ(NBL)準優勝に貢献した。14年にbjリーグ所属だったハンナリーズに移籍し、14―15、15―16シーズンにプレーオフ進出。16年にNBLとbjリーグが統合してBリーグが発足し、ハンナリーズがB1所属となってからも主力として活躍し、17―18シーズンは関西勢で初のプレーオフ進出を果たした。
このシーズンから控えに回ることが多くなったが、冷静に試合の流れを読んで、ここ一番で3点シュートを決めるなど、チームに不可欠な役割を担ってきた。18年にハンナリーズの選手が相次いで不祥事で解雇、出場停止となる激震に見舞われた際は、同学年の岡田優介選手(現B3・アルティーリ千葉)とともに精神的支柱として窮地に陥ったチームをまとめ、18―19シーズンは最終戦までプレーオフ進出争いをするまでに立て直した。
けがなどもあって出場機会は次第に減ったが、1歳年上の小川伸也HCが就任した20年からはコーチ的な立場からもチームに貢献し続けた。
◇「充実した競技人生」と感謝
現役最後の試合は第2クオーターに2分33秒出場。試合後の引退セレモニーで内海選手は「充実した競技人生だった。このようなセレモニーをしてもらえる選手がハンナリーズから次々に出てほしい。支えてもらい、ありがとうございました」などとあいさつ。選手、スタッフに胴上げされた。
その後の記者会見では指導を受けたHCについて問われ「(13~14年和歌山の)ジェリコ・パブリセビッチHCには何はともあれ勝ちにいくというプロ意識、(14~20年ハンナリーズの)浜口炎HCにはチームをどう作り上げていくか。小川HCにはシーズンを通して選手の成長を辛抱強く見守る姿勢などを学んだ」と答え、今後のコーチ人生を展望していた。【矢倉健次】
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