38歳イニエスタ、先制ゴール J1神戸、今季12戦目で初勝利

2022/05/14 20:11 

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 ◇○神戸4―0鳥栖●(14日・ノエスタ)

 神戸が今季初勝利を挙げた。開始早々にMFイニエスタのゴールで先制。MF汰木、FW武藤、FW大迫も得点し、快勝した。

 泥沼の日々に別れを告げた。神戸が誇る役者たちがようやく本領を発揮し、今季12戦目にして初勝利を手にした。やはり、先導したのは百戦錬磨の司令塔だ。

 不穏なムードを華麗な足技で吹き飛ばした。前半2分、DF酒井の横パスをペナルティーエリア内で受けたMFイニエスタは、巧みなトラップでピタリと足元に収める。迷いなく右足を振り抜き、最高の滑り出しを演出した。

 「大事な局面で良い仕事ができた」と、元スペイン代表の活躍はこれに終わらない。同14分にはMF汰木(ゆるき)のゴールをアシストし、攻撃陣に自信を取り戻させた。後半にはFWの武藤、大迫の主軸もネットを揺らす。攻守に躍動した武藤は「サッカーは名前も過去の実績も関係ない。勝ちたい気持ちを出すことが何より重要で、それを体現できた」とホームのサポーターを歓喜させた。

 優勝候補と目された開幕前がうそのようだ。前節終了時点でリーグ最少の5得点、守備面も18失点とワースト2位で、J1で唯一の未勝利チームだった。ロティーナ新監督の下で再出発したACLこそ1次リーグで組首位通過を果たしたものの、悪い流れは断ち切れない。約1カ月ぶりに先発復帰し、3日前に38歳になった主将の存在は最後の頼みの綱でもあった。

 殊勲のイニエスタは「難しい状況だが、みんなで前に進んでいきたい」と言う。最下位脱出もJ2降格圏に甘んじる。クラブのスローガンである「一致団結」なくして苦境は打破できない。【長宗拓弥】

毎日新聞

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