公式戦初安打で緊張ほぐれ 高知右腕・辻井翔大の修正力 センバツ
◇センバツ第1日(18日)1回戦 ○高知4―1北陸(福井)●
公式戦初先発の舞台が甲子園となった高知の2年生右腕・辻井翔大。緊張でガチガチになった心身をほぐしたのは、自らの公式戦初安打だった。
1点を追う二回2死一、二塁。追い込まれてからの5球目、甘く入った変化球をはじき返すと、打球は左翼手の頭を越えた。逆転の2点三塁打。三塁上でベンチに向かって何度もガッツポーズを繰り返した。
この一打で「投球にも余裕ができた」。一回にコントロールが乱れて先制を許すなど、「テンパって変化球の制球が定まらなかった」という投球はどこへやら。二回以降はカットボールなどで打たせて取り、四球も出さずに失点しなかった。終わってみれば「財産になった」と大満足の投球になった。
昨秋にベンチ入りを果たすと、高知大会は4試合のうち2試合、四国大会は全3試合に登板した。中継ぎの軸としてセンバツ出場に貢献した。
冬場は投球の幅を広げようと、カットボールを習得。「もっと長いイニングを投げられるように」と、筋トレと食事の量を増やした。体重は秋から3キロほど増え、直球の威力とともに、昨秋の公式戦で無安打だった打撃力も向上した。秋の経験に加えて、冬場の厳しい練習への向き合い方、課題の克服度を評価した浜口佳久監督は、2週間ほど前にセンバツ初戦の先発に辻井を抜てきしようと決めたという。浜口監督は「自己解決できる力がある。修正能力を磨いた成果」と初戦の内容をたたえた。
辻井の将来の目標は2022年にドラフト1位で阪神入りしたOBの森木大智(19)と「同じ舞台で戦う」こと。そのためには「今日のような立ち上がりではいけない。(次戦からは)最初から攻めのピッチングをしたい」。一歩ずつ憧れの背中に近づいていく。【森野俊】
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