サヨナラ呼んだ「めっ声」 ついにベール脱ぐ東邦の新曲 センバツ
声出し応援が久々に解禁され、盛り上がる第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)。野球の強さだけでなく、スタンドのパワフルな応援でも知られる東邦(愛知)が19日の第1試合に登場し、鳥取城北との初戦に臨む。東邦のアルプス席では、長引く新型コロナウイルス禍でお蔵入りになっていた、とっておきの新曲がベールを脱ぐ。
作詞作曲は、プロアマを問わずスポーツチームの応援歌を手がける作曲家のジントシオ(本名・神俊雄)さん(42)。プロ野球・千葉ロッテマリーンズの陽気でリズミカルな応援曲の数々を作り、日本のプロ野球の応援風景に新風を吹き込んだことで知られる。東邦が元々、ジンさん作曲の千葉ロッテの応援歌を使っていた縁で2018年に学校のオリジナル応援歌を作る話が持ち上がった。
ジンさんは「東邦らしい言葉」を歌詞に盛り込もうとマーチングバンド部を訪ねた。部員たちは「東邦魂」やアルファベット表記の「TOHO」などを提案し、中でもジンさんの印象に残ったのが「めっ声(こえ)」だった。
「めっちゃ(とても)声を出す」を縮めた言葉で、部に代々受け継がれているという。16年夏の甲子園2回戦では、アルプス席を埋めた観衆が大声で選手を後押しし、九回裏に4点差をひっくり返してサヨナラ勝ちした。曲名はすぐ「めっ声東邦」に決まった。ジンさんは「この曲が東邦の新たな伝統となり、『めっ声』という言葉が全国に広まったら」との思いを込めた。演奏するのは得点圏に走者が進んだ時で、いわゆるチャンステーマだ。
「めっ声東邦」は19年に入ってから完成し、野球部はその年の春のセンバツに出場した。だがマーチングバンド部が十分に新曲を練習する時間が取れず、センバツ期間中に海外遠征が重なったこともあって日の目を見なかった。その後はコロナ禍の影響で応援機会そのものが奪われていた。
19日の晴れ舞台を前に、マーチングバンド部の駒田律弥部長は「卒業生や選手の思いを乗せて演奏したい」と意気込む。ジンさんは「甲子園で演奏されるのは本当にうれしい。何度も演奏して東邦の色に染めてほしい」と、新曲が響き渡る瞬間を心待ちにしている。【森田采花】
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