まさかの幕切れ 大分商、土壇場の反撃も痛恨の帰塁ミス センバツ
◇センバツ第2日(19日)2回戦 ○作新学院(栃木)8―6大分商●
大分商の土壇場の反撃はまさかの幕切れとなった。痛恨の走塁ミス、球審の謝罪、そして、ゲームセット――。慌ただしい結末に、甲子園は不穏な空気に包まれた。
4点を追う九回。大分商は2点を返し、1死一、二塁の好機を迎えた。続く打者は左飛に倒れて2死となったが、一塁走者の江口飛勇は二塁ベースを回り、二塁走者を追い越したように見えた。さらに、帰塁の際に二塁ベースを踏まず、一塁へ戻った。
「(二塁ベースを)踏んだつもりで帰っていた。自分のミスでチームに迷惑をかけてしまい、とても申し訳ない」
試合後、江口は目を真っ赤にして言葉を絞り出した。最終盤の追い上げに1万8000人の観客が大声援を響かせた。しかし、選手たちは大きな重圧と闘っていた。声出し応援自粛の環境でプレーしてきた選手たちにとって、大歓声は未知の世界だった。「点差も詰まり、球場もワーッとなって冷静な判断ができなくなっていた。頭の中がパニックになった」。普段ならしないであろうミスが要所で起きてしまった。
このプレーを巡る審判の対応も両チームや観客を戸惑わせた。作新学院は当初、「踏み忘れ」のアピールプレーで必要な二塁ベースを踏む動作などをしなかったが、審判が江口のアウトを宣告。球審が場内へマイクで謝罪する事態になった。
「この悔いを絶対返せるように、これからも野球に打ち込みたい」。3安打2打点の活躍も報われなかった江口は、必死に涙をこらえながら言った。【長宗拓弥】
◇窪田哲之・大会審判副委員長
一塁走者が帰塁する際に二塁を踏まなかった。(二塁塁審は)目の前でその事象が起きたので、アウトというジェスチャーをしたが、守備側が正しいアピールプレーをしていなかった。(審判団で)協議の時は追い越しについては認識に至ることはなかった。(追い越しの有無の議論は)出ていない。
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