東京競馬場で２８日に行われる中央競馬の日本ダービー（東京優駿、ＧⅠ・芝２４００メートル）の出走馬１８頭と枠順が２５日、決まった。３歳クラシックレースの最高峰で、２０２０年生まれのサラブレッド７７０８頭の頂点を決める。

　注目は皐月賞馬ソールオリエンスが２冠を制覇できるか。皐月賞は後方１７番手から圧巻の末脚で直線を突き抜けた。キャリア３戦ながら素質は抜群だ。無敗での２冠達成なら史上８頭目。３枠５番。

　皐月賞２着のタスティエーラは重馬場でハイペースの同レースを先行し、最後までしぶとく粘った。非凡な脚を持っている。状態は良く、逆転は可能だろう。６枠１２番から。

　皐月賞３着のファントムシーフは道悪の上、てい鉄が外れたのが響いた。良馬場の東京なら違うはず。ダービー最多６勝の武豊騎手が乗る。７枠１４番。

　トライアルの青葉賞を勝ち上がったスキルヴィングは、やはり末脚が決め手。青葉賞馬による初のダービー制覇に挑む。１枠２番。

　別路線の京都新聞杯を制し３連勝のサトノグランツ、毎日杯覇者のシーズンリッチ、ホープフルＳ王者ドゥラエレーデなども戴冠を目指す。【海保真人】