その差0秒003 田中佑美、薄氷勝利も進化の跡 女子100m障害
◇陸上日本選手権(6日、東京・国立競技場)
◇女子100メートル障害優勝=田中佑美(富士通、12秒86)
実力伯仲の女子100メートル障害のレベルを象徴するように、決勝のレース結果は二転三転した。
体をなげうつようにフィニッシュした田中佑美は「自分が何番か分かっていなくて。それくらい自分に集中していた」と明かした。
場内の電光掲示板は田中、中島ひとみで1、2位が何度も入れ替わり、最終的に田中の優勝が確定した。
祈るような気持ちで結果を見守った田中は「自分が見えないところで(中島に)抜かれていたんだな」とすら感じていた。
1000分の1秒単位を切り上げ、100分の1秒単位までが公式記録となる。田中と中島はともに12秒86だった。着差判定のため、1000分の1秒単位まで公表され、中島との差は、0・003秒だった。
優勝という結果以上に、収穫を得た。それは勝ちきったことだ。
日本選手権は2023年3位、24年2位。今年5月のアジア選手権でも銀メダルだった。
「私はタイトルを逃してきたタイプ。勝てるときに勝っておくのは大事だと感じていたので」と勝負弱かった自分に打ち勝った。
世界選手権はランキングで出場圏内に付ける。「世界ではチャレンジャー。ぶちかます気持ちで行く」。一皮むけて、再び世界と対峙(たいじ)する。【岩壁峻】
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