「がむしゃらに」本大会へ意気込み 都市対抗エキシビションマッチ

2025/07/18 23:11 

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 第96回都市対抗野球大会の西関東2次予選は18日、横浜スタジアムで昨年本大会王者の三菱重工Eastと、第1代表で本大会出場を決めたENEOSがエキシビションマッチを行った。試合は7―5でENEOSが勝利した。

 ENEOSは五回に植田響介の内野安打で同点に追いつくと、相手守備の乱れをついて一気に勝ち越した。三菱重工Eastは一回に小柳卓也の満塁本塁打で先制したが、中盤以降は相手投手に抑え込まれた。

 本大会は8月28日に東京ドームで開幕し、西関東はENEOSと東芝が代表に決まった。三菱重工は推薦出場する。19日には東京都内で組み合わせ抽選会が行われる。【円谷美晶】

 ◇三菱重工East・佐伯功監督

 <推薦出場のため予選が無い中、この試合はどう臨んだのか>

 予選に代わるものはないが、独特の雰囲気の中で緊張感を持ってやってくれればいいと思っていました。

 <初回は小柳卓也選手の満塁弾で先制した>

 いい形でつないで、4番に回せました。

 <五回は守備の乱れもあり、6点を失った>

 1死から四球で走者を出して、いい球で追い込みながら決めきれずに(相手に)つながれてしまった。一つのミスでああいう事が起きてしまうのが野球。いい戒めになったと思います。

 ◇三菱重工East・矢野幸耶主将

 <試合を終えて>

 序盤は良かったですが、粗さも出ました。若い選手が出ているので、ミスをできる時にこういう経験をできたことは良かったと思います。

 <2次予選の代表決定戦2試合を球場で観戦した>

 予選はやりたくないものですが、日産自動車、東芝、ENEOSの観客やブラスバンドの雰囲気を見ていたら、やっぱりやりたいなと思わされるような空気感がありました。

 <横浜スタジアムで試合をしたことで、本大会へ意識が高まった>

 観客や応援団もいて、楽しくやれました。この球場に足を踏み入れた時は、ここで試合をしたいな、東京ドームでやりたいなと思わされました。がむしゃらにやっていきたいですね。

 ◇ENEOS・宮沢健太郎監督

 <昨年の都市対抗王者に勝利した>

 今日はエキシビションマッチということで応援も入って盛り上げてもらっている中で、日本一のEastさんと戦えて、勝つことができた。「神奈川で勝ちきって東京ドームに行くぞ」という話をしていました。これを自信にして東京ドームに行きたいと思います。

 <中盤には相手のミスを突いた走塁で追加点を奪った>

 隙(すき)があれば次の塁を狙おうという話はしていました。新人の猿渡(颯)も相手にプレッシャーをかけていたのはすごく良かったです。

 ◇ENEOS・村上裕一郎選手

 <四回に反撃の口火を切る二塁打を放ち、五回にも左前適時打で追加点を挙げた>

 自分としてはあまり納得のいくバッティングではなかったのですが、その中でも結果を残せたことは少し成長できたかなと思います。神奈川のチームには絶対に負けられない、という思いでずっとやってきたので良かったです。

 <本大会での目標>

 チームとしてはもちろん優勝です。個人としてはクリーンアップを打って、チームを引っ張れるような打撃をしていきたいです。

毎日新聞

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