<青赤のピッチサイドから>MatchPHOTO J1浦和戦 「結果を残す」DF陣の手応え

2025/07/20 08:55 

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 <7月19日 J1 FC東京 3―2 浦和>

 長いアディショナルタイムをしのぎ、FC東京のセンターバック2人は互いに歩み寄り力強く抱き合った。

 「今日の試合はいろいろなことがありすぎて。試合後は浦和のサポーターへのリスペクトもあるので、喜びすぎないようにしていました」

 アレクサンダー・ショルツ選手にとっては古巣・浦和レッズとの対戦となった。試合後の取材でもさまざまな感情があふれたような表情を見せた。

 前半、FC東京の先制点はショルツ選手の持ち上がりから生まれた。「あのようなプレーが東京で求められていると思うので(得点につながり)良かったです」。ボールを保持した場面だけでなく、ショルツ選手の前への姿勢がFC東京の優位性を高めたように感じた。

 一方でコンビを組んだ森重真人選手は、内容に手応えを感じたように試合を振り返った。「監督も厳しい口調で言っていたが、決めるところで決める。今日はそれが勝利の要因だと思う」

 今日のDF陣は全員30歳以上の経験豊富な選手が並んだ。そして、長友佑都選手が2アシスト。「チャンスが来た時に結果を残す。その姿を見せつけられました」。森重選手は38歳の日本代表をたたえた。

 J1の後半戦、FC東京は流れをつかんでいる。理由の一つに最終ラインを支えるベテランの経験値がある。【藤井達也】

毎日新聞

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