強打のヤマハ優位、日本生命はエース右腕が鍵 日本選手権12日決勝

2025/11/12 06:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第50回社会人野球日本選手権大会の決勝は日本生命(大阪)とヤマハ(静岡)の顔合わせに決まった。日本生命は9大会ぶり4回目、ヤマハは8大会ぶり2回目の頂点を目指す。決勝は12日午後6時から京セラドーム大阪で行われる。

 都市対抗4強チーム同士による対戦は、各打者のスイングの力強さとエースの安定感でヤマハが優位とみる。

 ヤマハは4試合で49安打31得点、長打は19本を数える。矢幡勇人、舟久保秀稔、相羽寛太、網谷圭将の1~4番は毎試合安打をマークし、中でも相羽は8打点と勝負強い。エース左腕・佐藤廉は先発2試合を含む全4試合に登板して18回3分の1を投げて3失点(自責点2)だけと抜群の安定感を誇っている。

 日本生命は42安打26得点で、2試合が逆転勝ちと、しぶとさがある。打線では準決勝でともに2安打2打点と活躍した中津大和、松本渉の1、2番が鍵を握る。無失策の守備からリズムを作りたい。先発が予想されるエース右腕・谷脇弘起は準々決勝で2回4失点で降板しただけに、決勝では奮起が求められる。【武藤佳正】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>