涙あり…社会人経験糧にプロへ 選手が語った最後の思い 日本選手権
第50回社会人野球日本選手権大会は、直前のプロ野球ドラフト会議で指名された選手らが大会を盛り上げた。プロ入り前、最後の大会だけに涙を見せる選手も。その雄姿を振り返る。
最も注目を集めたのが巨人1位指名、鷺宮製作所の左腕・竹丸和幸投手だった。東海理化との1回戦で先発して七回途中1失点。最少失点に抑えて勝利を呼び込み、ゲームメーク力の高さを示した。
Honda熊本との2回戦では1点リードの八回途中から救援。九回2死二、三塁から逆転打を浴びて敗れた。竹丸投手は「技術不足。社会人では一球に対する集中力が求められることを学んだ。レベルアップしてプロに入りたい」と前を向いた。
8強のHonda鈴鹿は、ロッテ7位の本格派右腕・田中大聖(やまと)投手が準々決勝のヤマハ戦の八回に4番手で登板し161キロをマーク。自己最速を4キロ更新して剛腕ぶりを披露した。プロでは抑えを希望し「(社会人で)人として成長できた。球界を代表する抑えになれたらなと思います」と涙ながらに誓った。
Hondaは、DeNA4位指名の左腕・片山皓心(ひろみ)投手が1回戦から2試合連続で先発し、コーナーを丁寧につく投球術を披露した。三菱自動車岡崎との2回戦は6回1失点と好投したが、チームは延長十回の末に敗れた。
片山投手は「まだこのチームでやりたかったが準備してきたものは出せた。野球がうまくなるようにもっと強化したい」と語った。
野手で存在感を示したのは、4強のNTT西日本でDeNA5位の成瀬脩人選手だ。打撃では東京ガスとの2回戦で2安打をマーク。延長十三回までもつれた準々決勝のHonda熊本戦はサヨナラ犠飛を放ち、「いつも(仲間に)助けてもらってばかり。今日は助けることができて良かった」と感極まった。
敗れた日本生命との準決勝後は「ポジティブで前向きな良い方向に行くことができて成長できた。本当に感謝しかない」と振り返った。【村上正】
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