スケートアメリカ、日本選手が現地入り 渡辺「人生イチ追い込めた」

2025/11/12 15:41 

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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦スケートアメリカに出場する日本選手が11日夜(日本時間12日)、大会が開催されるレークプラシッド近くのオールバニ空港(ニューヨーク州)に到着した。

 第2戦中国杯で3位に入った女子の渡辺倫果選手(三和建装・法大)は「ここに来る前の1週間は、自分の中でもスケート人生イチというぐらい追い込みができた。やるべきことはやってきたと思えるくらいの練習は積んできたので、後は自分を信じるだけ」と手応えをにじませた。

 中国杯では出来栄え評価がマイナスとなったものの、ショートプログラム(SP)とフリーで計3本着氷したトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も変わらず高確率で降りられているという。ファイナルに向けては「あまり意識せず、自分のやるべきことができたら、その先に結果はついてくると思う」と語った。

 4位に入った第3戦スケートカナダから中1週で臨む男子の友野一希選手(第一住建グループ)は「しっかり休んで、練習もできた。体の調子もうまいこと調整はできていると思います」と話す。「ファイナルを目指すとなると、たぶん優勝ぐらいしかないと思うので。もう後がないので、良い意味で『攻めるのみ』でできる。今回はそういう気持ちで強さを出していけたらと思いますし、攻めの姿勢でガンガン前に行く試合にできたらと思います」と意気込んだ。

 男子とペアのSPは14日、女子のSPと男子、ペアのフリーは15日、女子のフリーは16日(いずれも現地時間)に開催される。エキシビションは実施しない。【オールバニ玉井滉大】

毎日新聞

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