藤井菜々子「歴史に新たな一歩」 日本陸連アワードで年間最優秀選手

2025/11/29 19:36 

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 日本陸連の年間表彰式「アスレティックス・アワード」が29日、東京・国立競技場で行われ、世界選手権東京大会女子20キロ競歩で3位となった藤井菜々子(エディオン)が年間最優秀選手に選出された。

 日本陸連の創立100周年イベントの一環で行われた今回のアワード。約2カ月前に歓喜の瞬間を迎えた国立競技場で新たな栄誉を手にした藤井は「節目の年に素晴らしい賞をいただけた」と語った。

 女子競歩でオリンピック、世界選手権を通じて日本勢で初めて表彰台に立ったことへの感慨は深い。

 「2015年世界選手権(男子50キロ)で谷井(孝行)さんが日本の競歩で初めてメダルを獲得してから10年。先輩方がメダルを取り続けてきた歴史の中で、新たな一歩を刻めた」

 所属するエディオンは、11月に宮城県で開催された全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で初優勝を果たし、チームとしても飛躍の1年になった。藤井はクイーンズ駅伝の応援にも駆けつけたといい、「チームが活性化しているし、長距離種目の活躍に力をもらっている。いい関係で競技を続けられている」と語る。

 女子競歩では、6大会連続世界選手権代表の岡田久美子(富士通)が27日に現役引退を表明した。世界選手権では藤井が岡田の首にメダルをかけたが、この日のアワードではプレゼンターを務めた岡田からトロフィーを贈られた。

 第一人者として責任感も増した藤井は「身近で夢を与えられる存在であり続けるよう励みたい」。金メダル獲得に向け、歩みを止めない。【岩壁峻】

毎日新聞

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