<1分で解説>1万人規模削減のパナ、野球部も休部 会社側の説明は?

2025/12/09 16:23 

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 社会人野球の伝統チーム・パナソニックが2026年シーズン限りで休部することが決まりました。パナソニックホールディングス(HD)は国内外で1万人規模の人員削減を盛り込んだ経営改革を発表しており、全事業を見直す中で、野球部の活動も対象となりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「パナソニック野球部の休部」を解説します。

Q パナソニック野球部はどんな成績を残してきたの?

A 都市対抗大会に57回出場し、準優勝が1回、日本選手権には43回出場して2回優勝しています。

Q そもそも企業スポーツの目的ってなんだっけ。

A 社員の一体感を高めたり、企業のイメージアップや地域貢献を目的としています。大阪府門真市を拠点とするパナソニックも社員に活力を与える存在として期待され、野球教室の開催にも力を入れてきました。

Q 最近はどんな成績だったの?

A 24年に初めて都市対抗大会と日本選手権の両方で出場を逃しました。今季は都市対抗大会で1回戦敗退、日本選手権は出場権を得られませんでした。

Q 休部について会社はどう説明しているの?

A パナソニックHDの広報担当者は「厳しい言い方だが(今の活動で)活力を与えるような活躍ができているのかどうか。最近の戦績を踏まえ、野球部の価値を十分に発揮できていないと判断した」と説明しています。

Q 選手たちはどうなるのかな。

A 出場権を獲得できれば26年の日本選手権が最後の大会になります。現役を続けたい選手については、他のチームへの受け入れ先を探すなど、個別にサポートしていく予定です。

毎日新聞

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