ホームスチール、重盗 花巻東の走塁、原点は春の反省 甲子園

2026/08/14 20:11 

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 ◇高校野球・夏の甲子園2回戦(14日)

 ◇○花巻東(岩手)4―1岡山学芸館●

 花巻東は珍しいホームスチールで4点目をもぎ取った。

 3点リードの七回1死一、二塁、久保村冠太の打席の3球目に重盗を成功させた。さらに、次の4球目でエンドランを仕掛けた。

 久保村は変化球を空振り。だが、ワンバウンドした球を捕手が捕れず、三塁走者の赤間史弥が還った(記録は重盗)。

 この重盗を含めて、計7盗塁。岡山学芸館・佐藤貴博監督は「重盗や三盗などでだいぶ重圧をかけられて、リズムに乗れなかった」。4点目は相手のミスもあったものの、積極的な走塁が生き、どうしても欲しかったダメ押し点を奪った。

 なぜ、花巻東はここまで走塁を重視するのか。背景には今春の選抜大会での反省がある。

 1回戦で智弁学園(奈良)の好投手を前に、3安打で零封負け。全国レベルの投手から簡単には安打は出ないと肌で感じた。

 打てなくても得点を奪うため、全員が走塁意識を高めた。佐々木洋監督は「走塁だけの練習で週2、3回、各1時間くらいやる。1万回に1回成功すれば、みたいなプレーも練習する」と明かす。

 赤間は1回戦の八回1死でも三塁走者として、浅いフライをキャッチした右翼手が二塁手にボールをトスして渡している間隙(かんげき)を縫って本塁を陥れるビッグプレーを見せた。

 打線の中軸を担う赤間は「(相手にとって)自分は長打のイメージがあるが、そういう選手だからこそ、打つこと以外でも貢献できるようにしている」と語る。

 今夏の花巻東はいつも以上に果敢で、隙(すき)がない。【塚本紘平】

毎日新聞

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