俳優・鈴木一真、長男が発達障害であることを告白 家族3ショット添え10年迎える“LA生活”…

2025/04/07 12:48 

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鈴木一真 ※2010年撮影 (C)ORICON NewS inc.

 NHK連続テレビ小説『天うらら』やドラマ『海猿』、映画『愚か者 傷だらけの天使』など、数々の人気作に出演し、現在は米・ロサンゼルス(LA)を拠点に活動中の俳優・鈴木一真(56)が5日、インスタグラムを更新。妻・長男との家族3ショットを添え10年を迎えるLAでの暮らしを振り返り、同時に長男(11)が発達障害であることを告白した。

【写真・動画】「いい家族 素敵な家族だね」鈴木一真&妻&長男の“顔出し”家族3ショット

 鈴木は1987年よりモデルとして東京、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど世界的に活躍。95年には俳優としてデビューし、以降“個性派”として数々のドラマや映画、舞台に出演。2015年、文化庁新進芸術家海外留学制度を機にロサンゼルスを拠点に活動している。プライベートでは2010年3月に一般女性と結婚。14年4月1日に第1子となる男児が誕生し、家族でLAに渡っている。

 投稿では「おかげさまでセガレが11歳になりました。10年前の彼の1歳の誕生日に、我々家族はLAにやってきました。この節目に、こちらでの暮らしについて皆さんにご報告したいと思います。」と書き出し、“家族の10年間”を伝える17枚の写真と3本の動画をアップ。

 「当初は1~2年の予定で渡米したのですが、オーディションに落ち続けホームシックがピークに達していた頃、セガレが発達障害と診断されました」と息子について明かし、「当時は症状も重く、発達障害について調べれば調べるほど絶望する日々を過ごしました。一方の妻は呆れるほどのポジティブ思考で(笑)、その温度差から衝突する事もありました。そんな中、アメリカには充実した療育プログラムがあることを知り、悩み抜いた末にこちらにしばらく残る決断をしました」とLA生活を続けることになった経緯を説明した。

 続けて「LA中を駆けずり回りUCLAの特別クラスにたどり着きました。さらに、毎日セラピストが自宅に来て、じっくりとセラピーを受ける日々が続きました。プログラムでは、親も療育のテクニックを学ぶことが義務付けられていました。振り返ると、その数年間は人生で一番長く辛い時期だったかもしれません。その甲斐あって、上手くコミュニケーションが取れず、パニックを起こしていたセガレも手話から始まり、今ではすっかりおしゃべり好きになりました。さらに、突然いなくなってしまうなど、深刻な心配事も少しずつ落ち着いてきました」と、わが子との日々を回顧。

 「その後、彼が小学生になるタイミングで日本に帰国する予定で調整していたのですが、ちょうどその頃にコロナ禍が始まりました。幸い、Zoomを通じて授業やセラピーを継続できたおかげで、彼の成長は止まることなく、現在もさまざまなセラピーを続けています。アートや水泳など得意なことも増え、何よりも素晴らしい友達がたくさんできました」と伝え、動画では仲間たちと生活を楽しむ様子を紹介した。

 自身については「そのような事情から日本からのオファーのほとんどを断らざるを得ない状況でとても不安でした。しかし、コロナが落ち着く頃にはこちらでも徐々に仕事が回り始めました。長い俳優組合のストライキもありましたが、今は二つの長編映画を撮り終えて、公開を待つばかりです」「加えて、発達障害をテーマにしたショートムービーの企画と、障害のある子どもたちがアートに触れる機会を提供する活動が出来ないか模索しています」と近況を報告した。

 最後は「これから先も何が起こるか分かりませんが、今まで通り努力すれば、良い結果につながると信じています」とポジティブに記し、「ですので、これからも我々の珍道中を温かく見守っていただけたら幸いです!押忍!!」と締めた。

 この投稿に対し「皆んな、良く頑張りましたね」「いい家族 素敵な家族だねー そんな感じを全然みせてない一真君も奥さんも凄い」「素敵すぎる家族写真」「これからも、カズマファミリーの幸せ&健康をお祈りしてます」などと、温かいコメントが続々と寄せられている。
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