太田光、フジ第三者委員会の報告書に衝撃 “裏番組”『ワイドナ』担当の東野に同情も「ひどい目…

2025/04/07 13:45 

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太田光 (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、6日放送のTBS系『サンデー・ジャポン』(毎週日曜 前9:54)に出演。フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が設置した第三者委員会(委員長・竹内朗氏)による調査結果を受け、自身の見解を語った。

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 太田は「フジテレビにびっくりというか、衝撃的だったのは、テレビ局って、いろんな情報が集まる場所であるっていうこと。制作の専門だったとしても、やっぱりこういうケースにはこういう対応をするべきっていうのは…報道機関でもあるわけだから。大多亮さんが『いわゆる性暴力だと思った』と(発言していた)。性暴力の範囲が、いわゆるどこまでなのかわからないけど、もしそれを犯罪だと思ったとするならば、それは警察に通報するべきっていうのが、普通の考え方だと思う」とコメント。

 続けて「いわゆる、テレビ局の人間が、目の前で起きている犯罪を認識しながら、それを見逃したとすると、報道機関として、これは大きなテレビ局としての能力のなさというか、考え方の甘さだという気がします」と言葉に力を込めた。この日、ゲストには東野幸治が出演していたが「僕はこの報告書を見た時に、テレビ局として、事なかれ主義というか先送りにするというか。フジテレビの消極性というか、こんなんだったのかっていうのが、割と衝撃的だったんですけど。『だれかtoなかい』、その前は『まつもtoなかい』だったんだけど、『ワイドナショー』のやり取りなんかも出ていましたよね。東野の前で、こんなの言うのもあれですけど、報告書を見ると全部タレントの顔を伺って、フジテレビでどうしたいのかっていうのが、一切出てこない」と指摘した。

 続けて「テレビを制作する人間として、なんのアイデアもなく…。『ワイドナショー』裏でやっていたから、私も意識していましたけど、あの立ち上がりから、終わりまでの経緯を見ていてね『あー東野、ひどい目に遭っているな』って。本人は否定するだろうけど、おそらくね、テレビ局はこんなことで…。フジテレビとしてどうしたいっていうのがなくて。クリエイティブな仕事をする会社として、それで成立するのかなって」と熱弁をふるった。

 第三者委員会は、中居正広氏と女性の間で生じたトラブルについて「当委員会は、2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの間に起きたこと(本事案)について、女性Aが中居氏によって性暴力による被害を受けたものと認定した」と発表。

 同委員会では、世界保健機構(WHO)が公表している「World Report on Violence and Health」(2002年)で「性暴力(Sexual Violence)」について定義されている点を強調。「強制力を用いたあらゆる性的な行為、性的な行為を求める試み、望まない性的な発言や誘い、売春、その他個人の性に向けられた行為をいい、被害者との関係性を問わず、家庭や職場を含むあらゆる環境で起こり得るものである。また、この定義における「強制力」とは、有形力に限らず、心理的な威圧、ゆすり、その他脅しが含まれるもので、その強制力の程度は問題とならない」というもので、同委員会は「『性暴力』には『同意のない性的な行為』が広く含まれており『性を使った暴力』全般を意味する。当委員会は、性暴力を重大な人権侵害行為の一つと認識している」とした。

 さらに「本事案についての当委員会の認定」との項目では「本事案そのものについては、女性A及び中居氏は双方に対して守秘義務があることから、当委員会は中居氏及び女性Aからヒアリングを行うことができなかったため、具体的な行為態様については明らかでない部分がある」と指摘。事実認定を行うにあたっての判断材料として「CX関係者間の報告内容、関係者のヒアリング、客観資料、CX関係者からの被害申告に関するヒアリング結果、両者の守秘義務解除要請に対する態度(女性Aは当委員会に対する全面的な守秘義務解除に同意したが、中居氏は守秘義務の解除に応じなかった)」も挙げた。
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