『newsオードリー』独占インタビュー 若林“現場取材の意義”熱弁 春日は本家進出にも意欲…

2025/05/05 17:00 

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『newsオードリー』独占インタビュー (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・オードリーが、日本テレビ系『news every.』のスタジオで語り合う“おしゃべり報道番組”『newsオードリー』が、6日に放送される(後3:55 ※関東ローカル)。第3弾となる今回は、若林正恭が埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故の現場に赴き、大野元裕県知事への取材も行っている。ORICON NEWSでは、スタジオ収録後のオードリーに独占インタビューを行った。

【番組カット】若林正恭が埼玉県知事に単独取材を敢行

 2025年1月、埼玉県八潮市で突然発生した大規模な道路陥没事故。地面の下にぽっかりと空いた10メートル超の巨大空洞。被害は一部地域に留まらず、周辺12市町村、約120万人に下水使用制限が呼びかけられ、インフラという「見えない基盤」の脆さを、私たちに突きつけた。

 本来なら誰もが安心して通れるはずの道路が、一瞬で信頼を失う。そんな現場に、若林正恭が自ら立ち、住民たちの声に耳を傾け、そして埼玉県・大野知事に率直な疑問をぶつけた。さらにスタジオでは、オードリーが2人で、日本の当たり前が揺らいでいる現実について、誰にでもわかる言葉で、熱く、語り合う。オードリーがニュースの現場に立ち、現実を受け止め、未来を考える。GW最終日、家族で「日本のインフラの今と未来」を考える50分となる。

――3回目となりましたが、お2人の中でもこの番組が身近なものになってきましたか?

【若林正恭】
しっかりロケも行かせてもらったりとか、教授とか知事とお話させてもらえるので、かなり自分事として、目で見たこと、耳で聞いたことでできるので。報道だからっていうので、気張ったりするところはないですかね。

【春日俊彰】
私は今回、打ち合わせはガッツリさせていただいたんですが、その後、音沙汰なくて。本番だけスケジュール入っていたので、どういうことなのかなって。一瞬、『newsオードリー』3回目なくなったのかなって(笑)。その後、マネージャーからも何も言われていないので。「今回は若林さんがロケに行って、本番は2人でやりますよ」って、一言言ってくれても(笑)。きのうまで、収録がないと思っていましたから。

――ロケが若林さんだけということによって、お2人でじっくり話せるという側面もあると思いますが…。

【若林】
そうですね。春日さんが、けっこう『news every.』を見ているなと(笑)。あと、専門家の方の話を伺っていると、インフラの話って、なかなか伝わりにくいみたいですね。「これから危ないよ」という話なので。だから、その辺は番組でロケもさせてもらって、会うべき人にも会わせてもらえたので、自分でも勉強になりましたし(視聴者にも)伝わるんじゃないかなと。実際に行ってみて感じたことは、かなり大きな災害の復興作業をしているなと。本当に、どこにどういう穴が空いているかわからなくなるくらい、町が壊れていた印象なので。それが、いろんなところで危ないとなると、本当に日本を作り上げていくっていう時代に入っている、それがわかりました。

――現場に行くと、まだまだそこで生活されている方がいらっしゃるので、元の状態に戻すまでも大変ですよね。

【若林】
これからどうやって進めるんだろうっていうくらい。下水道管を作って、バイパスを作って、直して埋めるということ…もしかしたら、今年中は無理じゃないのかとか、行ってみて感じました。

――埼玉県知事へのインタビューについて

【若林】
貴重ですよね。県庁の中を歩いている時に、どういう仕事なんだろうって(笑)。応接室に、県知事が来ていただいて。『NFL倶楽部』の助走があって、よかったです(対談が始まるタイミングで、知事が『オードリーのNFL倶楽部』ファンであると打ち明けていた)。「テレビで一番好きな番組」とおっしゃっていたので。それまではめっちゃ緊張していて、現役の県知事としゃべるのって、どうやればいいのかわからなかったですし。この質問してもいいのかなって思いながらだったんですけど、けっこう聞くことができました。大丈夫かなということも、聞ける感じ…『NFL倶楽部』があったので。あとは、よく顔出しでインタビューを受けていただけたなと。すごく信頼できる方だなというのは感じました。

――現場に行くことの意義?

【若林】
第1回の時もそうだったんですけど、やっぱり現場に行くっていうのは、違いますね。バラエティーの方のロケは、若林はあんまり跳ねないっていうか、オレも挑戦したのにな…みたいな。ジェットコースターとか、川下りとか、春日だけ使われていて、オレはカットされているなということが多いんですよ。やっと、ロケの手応えを見つけたというか、ロケの若林ってこうかなというのが、15年やってきてわかってきたというか。だから、オープニングも、ひとボケもしないほうがいいなとか、なんとなくわかっちゃうんですよ(笑)。

――春日さんも、また現場取材を行いたい?

【春日】
もちろんありますよ!『news every.』を見ていますので、やっぱり「あのニュース、どうなった?」ということってあるじゃないですか。日々、膨大なニュースがあるので、すべてを追いかけ続けるのは無理があると思うので、そこを補完するようなものになったらいいなと。我々が徹底的に、その後を…。

――『news every.』と表裏一体ということですね。

【春日】
そういうことですね。3回目だから、これはもうかなりの日本テレビからの評価を受けていると思うんです。私は、番組に(制作サイドから)携わったことがないから、わからないんですけど。1回目というのは、とりあえずやってみようということで、打ち上げ花火みたいなもんで、ちょっとよかったねと。2回目は、あれって偶然だったのかどうなのかというお試しでやって。それで、2回目もデカい花火が打ち上がっているぞと。そうすると、3回目はちゃんとした番組、レギュラーまではいかないかもしれないですが、コンテンツとしてルートに乗っていると思うんですよ(笑)。もうお試しとかじゃないと思います。なので、今回もいい結果が出ると思うのでね、そうなってくると『news every.』と二人三脚といいますか、それでやっていきながら、下手したら、『news every.』の木曜日を、『newsオードリー』にくれないかと(笑)。コメンテーターに入るとかじゃなくてね(笑)。

【若林】
そういうのって、土日とかなんじゃないの(笑)?なんで木曜の真ん中に入ってくるのよ(笑)。

【春日】
木曜は『NFL倶楽部』の収録もありますから。それくらいの気持ちでやっていきたいですね。
ORICON NEWS

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