定年後の「終の住処」、芦屋の築60年マンションをリノベーション 狭さ感じつつ即決した理由【…
9日放送『住人十色』=ゆるく3つに分けたリビング(C)MBS

【住人十色】即決した理由…リビングから広がる抜群の眺望
舞台は、兵庫県芦屋市。住人(アルジ)はこれまで約20年、海外の国々で暮らしてきた夫妻。定年後の昨年、夫妻2人で芦屋に移住した。「終の住処」だという住まいは、築60年のマンション。7階建ての最上階の1室をリノベーションした。
玄関を入ってすぐにあるのが、寝室。以前は一般的なマンションの間取りだったが、壁を取っ払い、玄関からつながる寝室にした。家は約64平方メートルとコンパクトな広さの中、寝室を玄関前に置いてでも最優先にしたのが、南側の眺望。廊下を抜けた先のリビングからは関西の街と海が広がり、関西国際空港まで一望できる。
結婚後、仕事で海外を転々とした夫妻。やがて子どもたちも独立し、夫の定年も間近となり、再び日本での住まいを考え始めた。夫の希望は南向きで日当たりがよく、できれば海も山も見える家。これに妻が「駅近」という条件を加え、見つけたのが芦屋のマンションだった。海外の広すぎる家に住み慣れた妻にとって、1LDKのマンションは正直狭いと感じたものの、窓からの抜群の眺望が気に入り即決したという。
機能的なキッチンは、限られたスペースのため、電子レンジとトースターを兼ねたオーブンを先に決めて、それに合わせて収納を作った。食洗機や冷蔵庫、洗濯乾燥機などもキッチンにフィットし、一歩足を出すだけですべてのものが手に届くという。
キッチンの向かいは、壁で仕切るのではなく、ゆるく3つに分けたリビング。琉球畳を6枚敷いた小上がりの和室スペースは畳の下が収納兼移動式の家具になっていて、来客が多い時などはキッチンに出して椅子として利用できる。
窓の前にあるソファのようなスペースは、「シエスタ・ベッド」という休憩用の空間。絶景を望む特等席はゆったりと横にもなれるので、夫はここで静かにギターを弾いたりしながら、いつまでも景色を眺めているのだとか。
終の住処で暮らし始めて、夫は「これから年を取っていくと、“もの”の数じゃなくて、“こと”の質をいかに上げるかが大事。そういった意味では、小さいですがクオリティの高い空間に住まわせてもらえるようになって、心が豊かになります」と語る。
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