韓国で「愛の虫」が大量発生 一体どんな生き物? 原因は?
韓国で近年6~7月にかけて、雌雄が合体した状態で飛び回る「ラブバグ(愛の虫)」と呼ばれる虫が大量発生している。毒性はなく人に害はないが、ユーチューバーなどにとりあげられ、渡韓予定の日本人の間でも注目を集めている。減る見通しはあるのだろうか。
ラブバグはハエ目で、成虫は雄雌共に1週間ほどしか生きられない。雄の成虫は数日間雌と交尾した状態で、すぐに死んでしまう。雌は卵を産んだ後に息絶える。
朝鮮日報によると、主に中国南部、台湾など亜熱帯気候で生息する。気温が高くなると繁殖活動を行い、韓国は今年5~6月の気温が例年より高く急増したとみられる。韓国の専門家は気候変動により「朝鮮半島の気候が亜熱帯化していることを示す現象」と警鐘を鳴らす。聯合ニュースによると、2022年12月にソウル大の研究チームは今後50年内に北東アジアの相当部分で生息できるようになるとの論文を発表した。
今年も韓国メディアでは、虫への不快感から野外席のある飲食店などで客足が減ったり、自治体への苦情が増えたりしているなどのニュースが伝えられている。人々には気持ち悪がられるラブバグだが、「益虫」に分類される。ラブバグの幼虫は枯れ葉を分解し、成虫は植物の受粉を助ける。
ラブバグは例年、梅雨が始まる7月上旬から急減する。水で飛行能力が弱くなるためだ。ソウルなど首都圏は6月29日に梅雨に入り、今後減少していくとみられる。だが、気になる人は、白や黄色など明るい色の服に集まる傾向があるため、暗い色の服を着た方が良さそうだ。水に弱いためスプレーで水をまくなどの対処法も紹介されている。【ソウル日下部元美】
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