連続強盗 千葉・市川の実行役、レンタカーで自首 事件でも使用か

2024/10/23 11:37 

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 首都圏を中心に相次ぐ強盗などのうち、17日にあった千葉県市川市の強盗致傷事件で逮捕された自称・内装工の高梨謙吾容疑者(21)がレンタカーに乗って自首していたことが捜査関係者への取材で判明した。千葉県警はレンタカーを押収しており、実行役が使っていたとみて調べている。

 また市川市の事件と、その前日に起きた千葉県白井市の強盗致傷事件で盗まれた被害者宅の車計2台がそれぞれ発見されていたことも判明した。千葉県警が押収して調べている。

 市川市の事件では、住人女性(50)が車で連れ去られ、その後に保護された。高梨容疑者は18日未明に神奈川県内の警察署に自首。その際にレンタカーに乗っていたという。千葉県警は高梨容疑者を強盗致傷容疑などで逮捕。高梨容疑者は白井市の事件への関与もほのめかす供述をしているという。

 また一連の事件のうち、千葉県鎌ケ谷市の住居侵入事件で、千葉県警は23日、保育士、前田祐一郎(25)=東京都新宿区北新宿3=と会社員、河合優介(31)=葛飾区西水元2=の両容疑者を住居侵入容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は共謀し、14日午前2時10分ごろ、鎌ケ谷市の女性(86)の住宅に、1階の掃き出し窓から侵入したとしている。金品を盗まれる被害はなかった。

 前田容疑者は、X(ツイッター)で「資金調達」と検索して指示役側と接触したと供述。闇バイトだったとみられる。また「指示役らとシグナル(秘匿性の高い通信アプリ)で連絡を取り合うようになり、身分証の写真を提示し、指示を受けながら事件に及んだ」と説明しているという。河合容疑者の認否は明らかにしていない。

 県警は前田容疑者が実行役で、河合容疑者が運転手役だったとみて調べている。【林帆南】

毎日新聞

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