和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の雌のジャイアントパンダ「楓浜（フウヒン）」が２２日、４歳の誕生日を迎え、屋外運動場で誕生会が催された。

　運動場の一部には雪が敷き詰められ、ハートを組み合わせて「四ツ葉のクローバー」に見立てた氷が置かれた。横には年齢の「４」の形をした黄色い氷が飾られ、好物の竹も贈られた。

　楓浜は氷を抱きしめたり、竹をおいしそうにかじったりし、その姿がアドベンチャーワールド公式ユーチューブでライブ配信された。

　楓浜は中国に帰国した父親の永明（エイメイ）（３２歳）と母親の良浜（ラウヒン）（２４歳）の間に生まれた１０番目の子どもで、人間の年齢に換算すると１２歳ほどという。体重は１０５キロ（１５日現在）で順調に成長しており、飼育スタッフの新谷希未代さん（４２）は「昨年の誕生日は雪や氷ではしゃいでいたが、今回は落ち着いて竹をかじるなど、少し大人になったなと成長を感じる。いっぱい竹を食べて元気に育ってほしい」と話した。【大澤孝二】