立浪親方、津市長を表敬訪問 大相撲巡業の魅力語り、来場呼びかけ

2024/07/01 18:49 

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 大相撲の巡業として「三重テレビ開局55周年大相撲津場所」が12月17日、津市産業・スポーツセンター「サオリーナ」で開催される。7月1日には日本相撲協会巡業部の立浪親方(元小結・旭豊)が前葉泰幸市長を表敬訪問。「巡業は力士と地域の方々が直接触れ合える。触れ合うと応援しようという気持ちが出ると思う」と巡業の魅力を語り、多くの来場を呼びかけた。

 津市では2019年4月以来約5年半ぶりの開催。前葉市長は「ご覧になった方々が笑顔になれば」と期待した。

 巡業は相撲普及のため、協会にとって本場所の開催と並ぶ事業の大きな柱に位置づけられる。朝稽古(あさげいこ)の見学や力士による取組のほか、本場所では見られない禁じ手などをコミカルに紹介する「初っ切り」や節回しが独特の「相撲甚句」の披露もある。

 開催前日の12月16日には参加力士が集まる前夜祭が津市内で開かれる予定。また、各巡業を担当する「先発」の親方として昨年名古屋場所限りで現役を引退し、6月に断髪式を行った伊賀市出身の佐ノ山親方(元前頭・千代の国)が津の巡業を担当する見通しだという。

 三重県は昭和以降で松阪市出身の三重ノ海、津市出身の双羽黒の両横綱、津市出身で5月に協会を退職した先代尾車親方の元大関・琴風を輩出。現役では志摩市出身で1日に発表された名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)で東十両6枚目の志摩ノ海が県出身で唯一の関取を務める。【村社拓信】

毎日新聞

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