大物ルーキーが無差別級に登場 学生相撲の全国体重別、31日開催

2025/08/29 17:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第50回全国学生相撲個人体重別選手権大会(日本学生相撲連盟主催、毎日新聞社など後援、大正製薬、伊藤園協賛)は31日、東京都千代田区の靖国神社相撲場で開かれる。体重別の8階級にそれぞれ、東西の予選を勝ち抜いた力士16人が出場し、トーナメント戦で栄冠を競う。125キロ未満級から無差別級までの4階級の行方を展望した。【大村健一】

 ◇2階級制覇を狙う満上 125キロ未満級

 東日本勢は選手の卒業や他階級への転向で、昨年から顔ぶれが大幅に変わった。前回大会の115キロ未満級王者、日体大の満上颯悟選手(3年・多久)は階級を上げて参戦。予選にあたる東日本大会で準優勝するなど好成績を残しており、「2階級制覇」を狙う。日体大の先輩である満上選手を破り、東日本大会を制したラグチャースレン選手(1年・鳥取城北)は、高校時代から世界大会でも活躍してきた。

 西日本勢は昨年も出場した佐藤駿耶選手(2年・三本木農恵拓)、新島伊武起選手(3年・樟南)ら近大勢が、予選にあたる西日本大会で好成績を収めた。

 ◇絶対王者が卒業 混戦必至 135キロ未満級

 135キロ未満級は昨年、日大の花岡真生選手(現幕下・花岡)が4連覇を達成。他の階級でも例がない前人未到の記録だっただけに、「絶対王者」が抜けた今年は混戦が予想される。

 東日本大会は1年生同士の決勝だった。優勝した東洋大の福原丈一朗選手(南宇和)は春先から活躍。地元で開催された4月の全日本大学選抜相撲宇和島大会では、東洋大の団体優勝にも貢献した。準優勝の日体大・トゥルボルド選手(海洋)は高校時代に全国大会を制した経験を持つ実力者だ。

 近大勢も有力。西日本大会では、神藤輝選手(3年・近大付)と兵頭虎大郎選手(2年・宇和島東高津島分校)が決勝で戦うなど選手層は厚く、選手らはしのぎを削りながら、力を磨いている。

 ◇日体大勢軸にハイレベルな争い 135キロ以上級

 王者・日体大、有力な1年生をそろえた日大、モンゴル出身選手が居並ぶ西日本勢が強豪。昨年の全国学生相撲選手権(インカレ)で団体優勝を果たした日体大からは、デルゲルバト(2年・新名学園旭丘)、クリストファー(4年・向の岡工)の両選手らが出場。両者とも昨年の全国学生相撲選手権で団体優勝を果たしたメンバーだ。

 名門・日大で1年生ながら団体戦のレギュラーを務めるムンフビルグーン(鳥取城北)、鮫島輝(埼玉栄)の両選手も有力。昨年準優勝の東農大・木下優希(4年・諫早農)も春先から好調だ。

 西日本勢はモンゴル出身選手に注目が集まる。朝日大のチンゾリグ選手(3年・新名学園旭丘)と九州情報大のバットバヤル選手(1年・希望が丘)はともに身長190センチ、体重165キロと恵まれた体格で、力強い相撲で初優勝を狙う。

 ◇日大の大型ルーキーに注目 無差別級

 無差別級では、日大のルーキー・西出大毅選手(和歌山商)が入学早々、土俵を沸かせている。団体戦でチームを引っ張り、個人でも東日本大会を制した。昨年のインカレで大将として日体大を優勝に導いた杉本弘樹選手(3年・新名学園旭丘)や、昨年のインカレ個人4強の拓大・児玉亮選手(4年・箕島)ら実績のある選手も登場する。

 近大の滝本哲治選手(4年・専大松戸)は西日本大会で、今季好調な金沢学院大・篠侑磨選手(3年・金沢学院大付)を初戦で降して優勝。朝日大の躍進を支える生駒智之選手(3年・大垣日大)も有力で、2008年の近大・杉山大輔選手(十両・宝富士)以来となる西日本勢の無差別級制覇に照準を合わせる。

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>