「神奈川の宝だった」 渡辺元智さん死去 県内からも惜しむ声

2026/08/17 22:21 

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 横浜高校野球部の渡辺元智元監督死去の報に、神奈川県内の野球関係者やOBにショックが走った。

 「神奈川の宝だった」。県高野連専務理事の榊原秀樹さんは、17日朝、甲子園に出場中の横浜高校の練習に向かう途中に訃報の連絡を受けた。

「いろんな監督が越えなければいけない大きな壁であり、目標とする人物だった」「惜しむことなく指導をしてくれた。憧れの存在だった」と名将の死を惜しんだ。

 渡辺さんは今春の関東大会では千葉県にも足を運んでいた。榊原さんが最後に会ったのは夏の県大会決勝の横浜スタジアム。

 「元気そうだったし、この甲子園期間中にお亡くなりになるなんて」と言葉を詰まらせた。

 渡辺さんは、現チームのエース織田翔希選手について、「松坂を超えるピッチャーだ」と夏の甲子園優勝に期待をかけていたという。

 横浜高校野球部OB会長の千明和美さん(56)=横須賀市=は「急な話で本当にびっくり。(今大会の)甲子園決勝に行くから、という話を聞いていた」と言葉を絞り出した。1988年、渡辺監督の下で捕手・主将を務めたが、甲子園には届かなかった。「渡辺さんは立ち居振る舞い、審判へのあいさつなど生活面の指導が多かった」と振り返る。

 現在OBが1200人以上に上るのも「渡辺さんがいるからだ」と存在の大きさを語る。夏の甲子園ベスト8に進んだ現チームには「(渡辺さんが)一番喜ばれるのは勝利。勝つことに執着してほしい」と願った。

 横浜スタジアム前では、横浜在住の30代夫婦が「我々が応援する横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手や東京ヤクルトスワローズの増田珠選手を輩出した偉大な方。野球界は惜しい人を亡くした」と話した。【清水夏妃、真栄平研】

毎日新聞

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