「酒と泪と男と女」河島英五さん長男、テレビで熱唱 父について語る

2025/05/20 13:41 

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21日放送『そのとき、歌は流れた~時代を彩った昭和名曲~』に出演する河島翔馬 (C)BS日テレ

 「酒と泪と男と女」など多数のヒット曲を生み、2001年に亡くなった河島英五さんの長男でシンガー・ソングライターの河島翔馬が、21日放送のBS日テレ『そのとき、歌は流れた~時代を彩った昭和名曲~』(後8:00~9:54)に出演し、父について語る。

【写真】スタジオで父・河島英五さんについて語る河島翔馬

 昭和が生んだ「歌のレジェンド」を迎え、名曲の数々を当時の世相とともに噛みしめる。翔馬は、自身が18歳のときに亡くなった父・英五さんが亡くなった。「家で『時代おくれ』を弾き語りで練習していた。本当に歌が好きで人と会うとその人のテーマ曲を作ったり、音楽をやっている人がいたら教えてあげたりとか1年間365日ずっと音楽のことだけを考えている父でした」と伝説のフォークシンガーの知られざる素顔を明かす。

 MCの吉川美代子から「お父様の曲を歌ってほしいと言われることに対して、自身の曲を歌いたいという思いはないですか?」との問いかけられ、翔馬は「音楽に関しては全くないです。純粋にミュージシャンというよりは父親と対話するようなことが僕の中にあって、父のやってきた音楽を自分で見てみたいとか父が味わったステージを自分も味わってやってみたいとかそういう思いでここ24年ぐらいずっとやってきているので自分の曲を歌いたいとかは実はないんです」と赤裸々に語る。

 また、永井龍雲は、青春ソングの金字塔「道標ない旅」について振り返る。「三浦友和さんが出演されているチョコレートのCMで映像が先にできていて、曲を作って欲しいとの依頼があったんです。僕自身は暗い歌が多かったのですが三浦友和さんがヨットに乗るCMの映像を見た時に今までの曲の感じでは駄目だと思い曲を作りました。当時はCMタイアップが流行っていて僕の前年に松山千春さんが曲を作られ大ヒットしたということで二匹目のどじょうということもあり…」と誕生秘話を明かすと、解説の富澤一誠氏は「『北の千春』と『南の龍雲』という流れができていた」と当時の背景をひも解く。

 青山新が「太川さんのデビュー曲『陽だまりの中で』を歌わせていただきます」と明かすと、MCの太川陽介は「僕の曲を歌ってくるのはうれしい、元々は影のある少年というイメージもありフォーク調の曲だった」と応える。そして、青山から「歌いたくなったら、ぜひ!」と誘われると、太川は「6年は歌っていない…」とまんざらでもない展開となる。

■今回の昭和名曲
1976(昭和51)年
「想い出ぼろぼろ」(内藤やす子)
「酒と泪と男と女」(河島英五)河島翔馬
「東京砂漠」(内山田洋とクール・ファイブ)
「陽だまりの中で」(太川陽介)
「もう一度逢いたい」(八代亜紀)
「夢で逢えたら」(吉田美奈子)

1978(昭和53)年
「想い」永井龍雲

1979(昭和54)年
「Wake Up」(財津和夫)
「想い出のスクリーン」(八神純子)
「潮騒のメロディー」(高田みづえ)
「道標ない旅」永井龍雲
「素顔」(長渕剛)
「春おぼろ」(岩崎宏美)
「パンプキン・パイとシナモン・ティー」(さだまさし)
「りばいばる」(中島みゆき)

出演:
太川陽介(番組MC)、吉川美代子(番組MC)、富澤一誠(解説)
河島翔馬、永井龍雲、青山新、大石まどか、おかゆ、神園さやか、城南海、田川寿美、ベイビーブー
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