中国と軍事関係深めるカンボジア、米国との合同演習を再開へ

2026/08/15 15:43 

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 中国との軍事関係を深めてきたカンボジアが、米国との合同軍事演習を約10年ぶりに再開する。フン・マネット首相が14日、首都プノンペンでコルビー米国防次官(政策担当)と会談し、2027年の合同演習「アンコール・センチネル」実施に向けた準備が進んでいることを明らかにした。

 アンコール・センチネルは10年に始まり、両国軍が毎年実施していたが、16年を最後に中断した。16年には中国軍との合同演習「ゴールデン・ドラゴン」を初めて実施。その後、中国との軍事協力を拡大し、昨年の演習は過去最大規模となった。AFP通信は、今回の演習再開について、中国への接近で冷え込んだ米国との関係修復を図る動きと位置付けている。

 米国は、中国の支援で拡張工事が完了したカンボジア南西部のリアム海軍基地が、中国軍の海外拠点となる可能性を警戒してきた。カンボジア政府は、中国に独占的な利用を認めているとの見方を否定している。今年1月には米海軍の艦船も同基地に寄港した。

 23年に父フン・セン氏から首相職を引き継いだフン・マネット氏は、中国との緊密な関係を維持する一方、米国との防衛関係の修復も進めている。今回の会談でコルビー氏はカンボジアを米国の「重要なパートナー」と位置付け、防衛協力をさらに強化する考えを表明。フン・マネット氏も演習再開について、両国軍の友好関係を築く「懸け橋」になると期待を示した。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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