「混乱する前に決断すべきだった」 石破首相辞任表明で静岡県連幹部

2025/09/07 20:00 

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 石破茂首相が辞任表明したのを受けて自民党静岡県連幹部が7日、毎日新聞の取材に応じ、表明のタイミングについて「党内がこれほど混乱する前に決断すべきだった」と、首相を批判した。新総裁の選出については「一般党員の意向がより反映される方法が望ましい」との見解を示した。

 自民県連は6日の総務会で、総裁選の前倒しを求める方針を決め、8日に党本部へ回答書面を提出する予定だった。他方、総務会では「党が分裂しているイメージを懸念する立場から前倒しに反対する声も上がった」(県連関係者)という。

 県連幹部は7日午後、県内選出の国会議員から首相が辞意を固めたと知らされたという。党の分裂イメージが強まっており、県連幹部は「今後の党運営に影響が出てくる」との懸念を示した。

 次期総裁選について県連幹部は「国会議員による投票と、全国の党員などによる党員投票の合計で競う『フルスペック型』とすべきだ」と述べた。【太田圭介】

毎日新聞

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