公明代表、石破首相の退陣表明に「大変残念」 自民総裁選に注文も

2025/09/07 20:02 

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 公明党の斉藤鉄夫代表は7日、石破茂首相が自民党総裁を辞任し、退陣すると表明したことについて「大変残念だ」と述べた。その上で「自民党総裁選になるが、自民には政治空白を招かないようなものをお願いしたい」と語った。東京都内で記者団に答えた。

 斉藤氏は首相について「少数与党という大変厳しい状況だったが、誠実な答弁で高く評価していた」と述べた。首相から7日午後3時ごろに電話で退陣する旨の連絡があり、「保守中道という自公連立政権の理念の適任者だった首相がお辞めになるのは残念だ」と伝えたという。

 一方、首相周辺で浮上した衆院解散論については、2日に東京都内で首相と会食した際に「『解散だけは絶対認めることはできない』と伝えた」と明らかにした。

 自民総裁選には「保守中道路線、平和外交を進めていく議論を望みたい」とした。「どなたが立候補されるか分からないが保守中道路線で、私たちの理念に合った方でなければ連立政権を組むわけにいかない」とも指摘した。【鈴木悟】

毎日新聞

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