“自生”のマンジュシャゲ500万本が満開、一面紅色に 埼玉

2024/10/03 12:30 

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 埼玉県日高市高麗本郷の「巾着田曼珠沙華(まんじゅしゃげ)公園」で、マンジュシャゲ約500万本が満開となり、約5万平方メートルの園内で咲き乱れている。

 公園は、巾着のような形に蛇行した高麗川沿いに作られている。マンジュシャゲは人の手によって植えられたものではなく、自生したとみられている。球根が大雨などで自然に流されてきて、水流がゆるやかになった部分の川岸にたまり、川沿いの雑木林の中で群生地を作ったらしい。

 そこに日高市が2005年に公園を開設し、遊歩道などを整備した。毎年9~10月には、クヌギやナラ、ケヤキやモミジなどが立ち並ぶ木々の間の地面を、紅色の花がびっしりと埋めつくす光景が見られ、2~3週間で20万人ほどが訪れる。

 公園を管理している巾着田管理事務所によると、見ごろはここ数日だ。9日までは「巾着田曼珠沙華まつり」が開かれ、飲食などの出店が園内に並ぶ。入場料は500円で中学生以下は無料。【高木昭午】

毎日新聞

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