両陛下 戦後80年で広島、長崎、沖縄の訪問検討 「慰霊の旅」継ぐ

2024/12/29 11:43 

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 戦後80年にあたる来年、天皇、皇后両陛下の広島、長崎、沖縄への訪問を宮内庁が検討していることが判明した。上皇ご夫妻は平成の時代、戦後50、60、70年の節目に国内外の激戦地で戦没者を追悼し、平和を願う「慰霊の旅」を続けられた。令和の皇室でもその姿勢が引き継がれる。

 両陛下は2025年9月、地方へ出向く恒例行事である「国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭」に出席するため、長崎県を訪ねる予定で、滞在中に原爆の犠牲者を追悼される見通し。同じく原爆が投下された広島県と激戦地となった沖縄県への訪問も、宮内庁が自治体などと時期などを調整していく。東京大空襲の犠牲者らの遺骨が納められている東京都慰霊堂に足を運ぶことも検討している。【高島博之】

毎日新聞

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