なにわの台所・黒門市場 観光客や正月準備の買い物客でごった返し

2024/12/30 18:23 

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 年の瀬の30日、「なにわの台所」として知られる黒門市場(大阪市中央区)は、食べ歩きを楽しむ外国人観光客や正月用の品を買い求める人でごった返した。

 全長約580メートルあるアーケードには、フグやカニといった海産物や正月用の餅、総菜などが並び、威勢のいいかけ声が飛び交う。近年は観光客向けの串焼きや果物を食べ歩き用に販売する店も増えてきたという。着物と和小物販売の「みやもと呉服店」代表、宮本敏男さん(82)は「外国人観光客が一気に増え(新型コロナウイルス禍で退潮した)にぎわいが戻ってきた」と話す。

 正月飾りや鏡餅を買いに来た大阪市天王寺区の70代女性は「今年は自転車で通れないほど混雑していてびっくり。元日から地震があったり、物価が上がったり不安な一年だった。来年は落ち着いた年になってほしい」と願った。【戸田紗友莉】

毎日新聞

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