ETC障害、新たに長野の一部で利用できず 8都県106カ所に拡大

2025/04/07 10:22 

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 東名高速道路や中央自動車道などで自動料金収受システム(ETC)に障害が発生している問題で、管轄する中日本高速道路(NEXCO中日本)は7日、新たに長野県の一部料金所でもETCが利用できなくなったと発表した。障害が発生している料金所やスマートインターチェンジ(IC)は、東京、神奈川、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重と合わせて計8都県の17路線、計106カ所に拡大した。7日午前11時現在、復旧のめどは立っていない。

 NEXCO中日本によると、復旧作業を進めていたところ、7日午前1時半ごろに長野道の岡谷ICや塩尻IC、松本ICなどで新たに障害が発生し、利用できなくなったという。ほかにも、東名高速(大井松田IC、御殿場IC)▽新東名高速(新御殿場IC)▽中央道(多治見IC、小牧東IC)――などでも新たに障害が起きている。復旧作業に起因するものかは調査中という。

 ETC障害は6日午前0時半ごろに発生。5日に実施したシステムの改造作業が原因とみられ、正常な課金が行われずETCレーンのバーが開かなくなった。NEXCO中日本は6日午後から、障害が起きている料金所などのバーを開放し、通行料金を後払いにして通過してもらう異例の措置を取った。復旧まではこの対応を続けるとしている。【真貝恒平】

毎日新聞

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