一晩で2件「催涙スプレー」 東上野で4億円強盗か 羽田空港でも

2026/01/30 08:48 

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 29日夜に東京都台東区東上野で、現金4億2000万円が奪われたとされる事件があった。30日未明には、羽田空港(東京都大田区)でも現金1億9000万円を車に載せた男性が襲われた。どちらも催涙スプレーが使われており、警視庁は関連があるとみて逃げた人物の行方を追っている。

 29日午後9時半ごろ、台東区東上野1で、ひき逃げ事故が起きたとの110番があった。警視庁上野署によると、すぐ近くの路上で同じ時間帯に「4億円が入ったスーツケースが奪われた」という被害を訴えるグループがおり、ひき逃げ事故は逃走の過程で起きたとみられる。

 強盗被害を訴えているのは、日本人と中国人の男女5人グループ。「現金を運ぶ仕事をしていた。催涙スプレーを噴射され、4億2000万円を入れたスーツケース3個を奪われた。(奪った)男性3人組が車で逃げた」という趣旨の話をしている。現金の所有者や被害前の行動については説明を渋っているという。

 一方、現場から南に数百メートルの路上で乗り捨てられた軽乗用車が見つかった。ひかれた通行人の男性が顔に軽傷を負った。

 強盗の現場は、JR御徒町駅から東に200メートルほどの雑居ビルが建ち並ぶ一角。

 また、30日午前0時10分ごろには、羽田空港第3ターミナルの駐車場でも、「催涙スプレーをかけられた」と110番があった。50代男性が車を止めて降りたところを襲われたといい、けがをした。警視庁東京空港署が傷害事件として調べている。車内には現金1億9000万円が入ったスーツケースを置いていたという。

 警視庁によると、襲ったのは3人組とみられ、被害に遭った男性が車から降りたところ、隣に止まった車の中からスプレーを噴射した。3人組は車から出ず、何も奪わずそのまま逃走した。いずれも20~30代くらいで、白い車に乗っていた。被害男性は4人グループで、「両替を営む仲間と海外に行こうとしていた」と話しているという。

 また、その直前には同じ駐車場で20代男性が何者かにバッグをひったくられそうになる窃盗未遂事件があった。警視庁は、この男性は別人と間違えられて狙われた可能性があるとみている。【菅健吾、春増翔太】

毎日新聞

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