将棋タイトル戦の産休規定最終答申 福間香奈清麗「不安残る」

2026/05/02 16:52 

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 将棋の女流棋士、福間香奈清麗(34)は2日、大阪市北区の大阪弁護士会館で記者会見し、日本将棋連盟の第三者機関「公式戦番勝負対局規定検討委員会」が4月30日に発表した女流棋戦のタイトル戦(番勝負)の産休規定に関する最終答申について、「いくつか不安が残るところもあった」と述べ、連盟が夏までに策定する新たな規定を注視する考えを明らかにした。

 福間清麗は連盟に対し、妊娠・出産で番勝負に出られなかった場合の救済措置について、「暫定王者」などタイトル保持者の地位が降格しないことを求めていた。最終答申ではシード制など3案が示されたが、暫定王者案は否定され、福間清麗は「最終答申の代替措置3案を確認したが、不安が拭えないところはあるのが率直な感想です」と述べた。

 会見には代理人弁護団も同席した。松田真紀弁護士は「最終答申は棋戦のスポンサーなど多数の利害に触れ、リプロダクティブ・ライツ(生殖に関する自己決定権)などがマイノリティーの権利として後退して扱われる懸念を生じさせる」と指摘した上で、「可能な限り行うとした番勝負の日程調整も、次期の予選が始まるまでしか調整できないとすれば、どこまで対応してもらえるか不安」と訴えた。

 福間清麗は「子供を望むことに対して、ちゅうちょしてしまうようなことがないような規定ができることを心から願っています」と、連盟の対応に期待も示した。【新土居仁昌】

毎日新聞

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