4人犠牲か、東北で相次ぐ山菜採り中のクマ被害 国が注意喚起

2026/06/08 10:01 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 山菜採りに出かけてクマに襲われる被害が、東北地方で後を絶たない。クマが冬眠明けした4月以降、少なくとも4人が犠牲になったとみられる。

 岩手県紫波町の山林では4月21日、県警の男性巡査部長がクマに襲われ、顔や腕を負傷した。巡査部長は山菜採りに出かけた女性(当時55歳)を捜索中で、女性は数十メートル離れた沢で遺体で見つかった。

 5月に入ると、5日に山形県酒田市で男性(当時78歳)、7日に岩手県八幡平市で女性(当時69歳)、20日に同県西和賀町で男性(当時85歳)がそれぞれ遺体で見つかった。発見場所はいずれも山林。山菜採りに出かけてけがをした人も数人いる。

 環境省は「夢中になると、知らないうちに、クマとの距離が縮まっているかもしれません」と注意を呼びかける政府広報を作成。5月下旬、全国紙や地方紙などに掲載した。

 環境省は、クマに出合わないための6カ条として、出没情報の事前確認▽1人で行動しない▽早朝・夕方を避ける▽ラジオや鈴を鳴らし続ける▽常に周りを注意する▽痕跡を見つけたら静かに立ち去る――を挙げている。【山中宏之】

毎日新聞

社会

社会一覧>